🗓 第4回:「新年度スタート!」
─ 歓迎会と自己紹介の心得 ─
🌱 はじめに:4月は日本の“再スタート”の月
日本の企業では、4月が“年度の始まり”として位置づけられます。
新入社員や異動者を迎えるこの時期は、「歓迎」「自己紹介」「新しい関係づくり」がテーマ。
外国人社員も、このタイミングをきっかけに職場になじむ第一歩を踏み出しやすくなります。
🍻 1. 歓迎会とは?
- 新しく入った社員を歓迎する飲み会イベント(通常は業務外、夕方以降に開催)
- 食事をしながら「仲間として打ち解ける場」として、多くの企業で行われています
- 上司・同僚と距離を縮めることが目的で、ビジネスではなく人と人としての関係づくりの場
📌 文化ポイント:
- 飲み過ぎは禁物ですが、乾杯のタイミングや席の配慮などが日本ならではのマナー
- アルコールが苦手でもノンアルでOK。参加することに意味がある文化です🍵
🗣 2. 自己紹介のコツと心づかい
✅ 外国人社員向けアドバイス
- 名前・出身地・趣味・仕事への意気込みなどを簡潔に話すスタイルが好ましい
- 日本語が不安な場合は、母国語+簡単な日本語で対応する方法もあり
✍️ 例文(シンプルな構成)
「はじめまして、〇〇と申します。〇〇国から来ました。スポーツが好きです。この職場で一生懸命がんばります!」
💡 企業の支援ポイント:
- 自己紹介の練習機会を事前に提供(ロールプレイ形式など)
- 社内ツールや動画で“日本式の挨拶”を学べる機会を用意
- 文化的な違いによる緊張を和らげる「共感メッセージ」を上司が添える
🎯 3. 多文化職場での歓迎の工夫
施策 | 内容の例 |
---|---|
🌎 多言語サポート | 自己紹介テンプレートを複数言語で共有しやすくする |
🤝 ペア制度 | 先輩社員が新入社員をサポートする「バディ制度」導入 |
🎉 歓迎イベントの工夫 | 飲み会以外にも、昼休み交流会・ランチ歓迎会などで多様性に配慮する |
🌸 まとめ:はじめの一歩は、“あたたかく迎える”ことで始まる
歓迎会や自己紹介は、外国人社員にとって「日本の職場文化との出会いの場」。
企業がその第一歩をサポートすることで、社員同士の信頼関係はぐっと深まります。
文化の違いを前向きに楽しみながら、新年度を笑顔でスタートしましょう!
📝 次回予告(第5回)
「ゴールデンウィーク明けのリズムに乗るには」
5月は“五月病”とも言われる心のゆらぎの季節。気持ちの切り替えと職場支援についてお届けします🍃