外国人社員のための「日本文化なじみ講座」 11月(霜月 しもつき)

🗓 第11回:「年末に向けた振り返りと感謝文化」

─ “ありがとう”がつなぐ職場の心 ─

🎑 はじめに:年末は「振り返り」と「感謝」の季節

11月に入ると、日本企業では「年末に向けた準備」が始まります。
年度やカレンダーの終わりが近づくこの時期は、1年の出来事を振り返りながら、同僚やお世話になった人への感謝を表す文化が根付いています。
外国人社員にとっても、この時期は“所属している職場の空気感”を強く感じるタイミングです。


🎁 1. 日本の“感謝文化”の特徴とは?

  • 「お世話になりました」「今年もありがとうございました」などの丁寧な言葉が頻出
  • お礼の品(お歳暮や年末ギフト)を贈る風習も一部に残っている
  • 企業では、**報告会・懇親会・評価面談など“節目の行事”**が行われることが多い

💡 文化ポイント
→ 感謝の言葉や態度が、年末の“信頼の積み重ね”として大事にされる空気


🏢 2. 企業ができる感謝文化の支援策

支援施策内容の例
📝 成果共有イベント外国人社員の業績・努力を見える形で称える会を開催
💌 感謝カード交換社員同士が「ありがとう」を書いて渡す交流企画
🎬 振り返り動画社内の1年の出来事をスライド・動画で振り返る(多言語対応◎)

🌟 “見える感謝”が安心感とモチベーションにつながります!


🗣 3. 外国人社員へのアドバイス

  • 日頃の協力や声かけに対して、短くても「ありがとう」が伝わる
  • 「今年は〇〇をがんばりました」と、一年の振り返りができるとベスト
  • 言葉でうまく表現できない場合は、表情やジェスチャーでも十分

✍️ 一言例:

「〇〇さん、いつも助けてくれてありがとう。来年もよろしくお願いします!」


🤝 4. 感謝の文化は“多文化”でひろがる

  • 国や文化によって「感謝」の伝え方は違っていても、気持ちは共通
  • 企業が多言語の挨拶例を紹介したり、母語で感謝を伝える場を設けることで、多文化理解が深まる
  • “ありがとう”は、人と人をつなぐ魔法の言葉です

🍂 まとめ:年の終わりこそ、心をつなぐ言葉を

11月からの年末期は、職場にとって「気持ちの整理とつながり直し」のチャンス。
外国人社員がその空気に自然となじみ、安心して“ありがとう”を言える場があることで、
企業全体があたたかく、協力的なチームへと育っていきます。


📝 次回予告(第12回)

「大みそかと新年準備:文化の越境を楽しむ」
12月は“締めくくりと始まり”が混じり合う季節。年越しとお正月に向けての文化体験を見ていきます🎍✨

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見よう見まねでまずはホームページを立ち上げてみました。これから少しずつレベルアップしていくと思うので、長い目で見てやってください。

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