私の息子が今月二十歳になります。そのタイミングで日本年金機構から国民年金の案内が送られてきました。「知っておきたい年金のはなし」
読んでみると、とても分かりやすく、それでいて結構深い内容が書かれていました。
ということで、そこから学んだことをこれから何回かに分けて記していきたいと思います。
初回は、日本の社会保険についての整理からです。
まず、保険とは保険料をみんなで拠出し、将来事故などが起きた時に集団で支え合う仕組みです。
社会保険というのは、社会連帯の精神に基づき、病気、けが、出産、死亡、老齢、障害、失業などの生活の困難に総合した場合に一定の給付を行い、生活の安定を図る公的な保険制度のことです。
日本では、年金・医療・介護・雇用・労災の5種類があります。
日本の保険は世代と世代の支え合いがベースになっています。これを賦課制度といいます。
少子高齢化が進み、以前より少ない人数で支えなければならなくなっており負担が大きくなっています。なんでこんな制度になったんだと思いませんか?
自分で積み立てた分をもらうとしたほうが、だれもが納得できると思いませんか?(積立方式といいます)
ここからは冊子から少し離れた話になりますが、実は昔は日本も積み立て式だったそうです。
それが高度成長期での急激なインフレにより積み立ての金額が実質的に目減りし、成り立たなくなって変えたそうです。
まあ今も少子高齢化によって成り立たなくなってきているので、本当にそれが良かったのかという気はしますが。
やっぱり将来のことも考えると長寿になった分、働き続けるしかないのではないかと思います。そのためには健康第一ですね。私も節制に努めたいと思います。