第4回:オンライン教材とAIツールで“続けられる学び”をつくる──企業外リソースの活用法
「みんなの日本語」などのテキストを使った学習は、企業内での日本語教育の第一歩です。
しかし、時間・人手・予算の制約がある中小企業では、継続的な学習支援が難しいという声も少なくありません。
そこで注目されているのが、オンライン教材・学習アプリ・AIツールの活用です。企業内で完結せず、外国人社員が自分のペースで学べる環境を整えることで、“続けられる学び”が実現します。
📱おすすめのオンライン教材・アプリ
① にほんごの森(YouTube)
- 初級〜中級までの文法・会話動画が豊富
- ベトナム語・英語字幕あり
- スマホでいつでも視聴可能
② Duolingo(アプリ)
- ゲーム感覚で日本語を学べる
- 母語設定により多言語対応
- 毎日5分から継続できる設計
③ ZIPLAS「SAMURAI DRIVER」教材
- 外国免許切替向けの日本語表現を動画で学習
- 職場で使える言い回しが豊富
- 多言語字幕付きで理解しやすい
🤖AIツールの活用例
- 翻訳アプリ(Google翻訳・VoiceTra)
→ 現場での即時対応に便利。やさしい日本語との併用が効果的。 - AIチャットツール(例:Copilot)
→ 日本語の意味・使い方を質問できる。文法・敬語の確認にも活用可能。 - 音声読み上げツール
→ 発音練習や聞き取り力の向上に役立つ。視覚・聴覚の両方で学習可能。
🏢企業ができる“学びの場づくり”
- 社内掲示板やLINEグループで「今日の日本語」配信
- 昼休みに動画視聴タイムを設ける
- 翻訳アプリの使い方を研修で共有
- AIツールの活用方法をマニュアル化
これらは、企業が直接教えなくても、学びを支える仕組みとして機能します。
🔗第5回へのつながり:「企業外リソース」から「地域との連携」へ
オンライン教材やAIツールは、企業外のリソースです。
次回は、さらに一歩進んで、地域の日本語学校や支援団体との連携によって、外国人社員の学びをどう広げていけるかを探ります。
“ことばの壁”を越えるには、企業の外にも学びの味方がいる。
第5回では、地域と企業がつながることで生まれる「共育」の可能性に迫ります。お楽しみに!

