第5回:地域の日本語学校とつながる──企業と地域が育てる“共育”のかたち
外国人社員の日本語教育は、企業内だけで完結するものではありません。
むしろ、地域の日本語学校や支援団体との連携によって、学びの継続・生活支援・多文化共生が実現し、企業にとっても「安心して働ける環境づくり」につながります。
🏫地域の日本語学校とは?
地域には、外国人住民向けに日本語教室を開いている団体や学校が多数あります。
- 市町村が主催する「日本語教室」
- NPO法人やボランティア団体による週末教室
- 民間の日本語学校(技能実習・特定技能向けコースあり)
これらは、生活日本語・文化理解・進学支援・JLPT対策など、企業内では対応しきれない領域をカバーしています。
🤝企業と地域が連携するメリット
① 学びの継続性が高まる
- 企業内研修で基礎を学び、地域教室で応用力を育てる
- 週末や夜間に通えることで、勤務時間外でも学習可能
② 社会との接点が広がる
- 地域住民との交流が増え、孤立感が減る
- 日本語以外にも、生活情報・文化習慣を学べる
③ 定着率・満足度が向上する
- 「企業だけでなく地域も支えてくれる」という安心感
- 家族や友人も学べる環境があることで、長期的な定住につながる
📝連携の具体例
- 企業が地域教室の情報を社員に紹介(掲示・LINE配信など)
- 地域教室と連携し、社員の学習状況を共有(本人同意の上)
- 企業が教室開催を支援(場所提供・教材協力など)
🌏シリーズまとめ:「ことばの壁を越えて働く」ために
この5回シリーズでは、外国人社員の日本語教育を「制度対応」ではなく「安心づくり・共生支援」として捉え、以下のステップで紹介してきました:
- 制度理解と現場のギャップを知る
- やさしい日本語で伝える技術を身につける
- 『みんなの日本語』で学ぶ力を育てる
- オンライン教材・AIツールで学びを続ける
- 地域とつながり、共に育てる“共育”を実現する
企業と地域が手を取り合えば、ことばの壁は“学びの架け橋”になる。
外国人社員が安心して働き、暮らし、成長できる社会づくりの一歩として、ぜひ地域との連携を始めてみませんか。

