「ポケトーク(翻訳機)を買ってみたけれど、結局使わなくなった……」
そんな声を、多くの製造現場で耳にします。
原因は明確です。デバイスの性能が低いのではなく、「現場の使いこなし(運用)」ができていないからです。
こんにちは。エンジニア系 行政書士の山本です。
私は35年間、トヨタ系の生産現場で「1秒の無駄」を削ぎ落とす仕事をしてきました。その経験から言えるのは、最新のAI通訳ツールも、「標準作業」に組み込まなければ、ただの置物になるということです。
今日は、私が提案する「現場特化型のAI通訳環境」が、どのようにコミュニケーションの壁を破壊するかについてお話しします。
なぜ、ただの翻訳機ではダメなのか?
現場には、一般的な翻訳機が苦手とする「3つの壁」があります。
- 騒音の壁: 工場の機械音で、音声入力が正しく認識されない。
- 専門用語の壁: 「段取り」「チョコ停」「面取り」など、現場特有の言葉が誤変換される。
- スピードの壁: いちいちポケットから出して起動している間に、タイミングを逃す。
これらを放置したまま「翻訳機を使え」と言っても、忙しい現場スタッフは誰も使いません。
トヨタ流「仕組み化」でAIを使い倒す
私は、エンジニアとしての視点とAIの知見を活かし、単なるツールの導入ではない「環境構築」を支援します。
- 「現場用語」のAI学習(カスタマイズ):御社独自の社内用語や略語をAIに事前学習させ、誤変換を防ぎます。
- ハンズフリー環境の構築:骨伝導ヘッドセットやウェアラブルデバイスを組み合わせ、作業を止めることなく「声」だけで指示が伝わる仕組みを作ります。
- 「やさしい日本語」への変換ルール化:日本人が話す言葉が難しすぎると、AIも正しく訳せません。AIが訳しやすい「短い・はっきり・結論から」という話し方のトレーニング(やさしい日本語研修)をセットで行います。
コミュニケーションのDXがもたらす「本当の価値」
AI通訳を導入する最大のメリットは、単に言葉が通じることではありません。
一番の価値は、外国人スタッフからの「異常の報告」が上がるようになることです。
「いつもと音が違う」「少しだけ熱い気がする」
こうした些細な違和感を、彼らが言葉の壁を気にせず即座に伝えられる環境があれば、重大な故障や事故を未然に防ぐことができます。これこそが、私が目指す「攻めのDX」です。
【まとめ】
AIは魔法ではありませんが、正しく使えば、長年日本人を悩ませてきた「言葉の壁」を、あっという間に消し去る力を持っています。
トヨタの現場で培った「カイゼン」の精神と、最新のAI技術。
この二つを掛け合わせて、御社の現場を「誰もがストレスなく働けるスマート工場」に変えてみませんか?

