おひとり様の終活ってどうすればいいの? その3


「終末期」。 人生の最終盤です。

突然、人生が終わりを告げることもよくあります。
交通事故や脳梗塞などの急病であっけない最期を迎えている人も実は結構多いのです。
そんな時は、終末期にできることは何もないかもしれません。
ただ、死後の対応は必ず必要なので、それも含めて手を打っておくようにしましょう。

今回はまず、終末期について考えてみます。
例えば、あなたが急に体調が悪くなった時、誰か助けてくれる人はいますか?
高熱が出て動けないけど、救急車を呼ぶほどでもない、というときはありますよね。
そんな時に助けてもらえるような人を探しておくのは大事なことです。

体調がよくならずに入院することになったらどうでしょう。
入院の準備も着替えやらなにやらでいろいろ必要です。
もちろん病院でも準備はしてもらえると思いますが、自分の気に入ったものや欲しいものを持ち込みたいときはそれを頼める人も必要です。
また、入院時に身元保証人を求められることもあります。これは友人、知り合いだとなかなか頼みづらいですよね。そんな時に利用できる、「身元保証人協会」というのがあるのを覚えておくとよいでしょう。

認知症や要介護状態になった時はどうなりますか?
これもいろいろな手続きが必要です。
親族以外でも市町村長(実際はその職員)が行ってくれることも知ったうえで、自分はどうするかを考えておくとよいでしょう。

まあ、いざとなればなんとかなる! というのも事実です。
でも思わぬところで自分の意にそぐわないほうに流れてしまうこともあるので、一度よく考えることをお勧めします。(それでほっとけばいいや、ならそれはあなたの意思になります)