行政書士としてどう生きるか


開業前にいろいろと調べ考えているのが行政書士としてどう生きるかです。
なぜ転職して行政書士になりたいのか
行政書士として何がしたいのか
そのためにはどうすればいいか

どれも目的が同じようでいて、実際は必ずしも一致しないどころか、まったくの逆方向を向いていることもあるので注意が必要です。

もともと行政書士になろうと思ったのは、
1.60歳で完全退職するには貯金が足らない
2.会社で雇用延長をしても給料は下がるしモチベーションが上がらない。また65歳までしか働けない
3.どうせ働くなら新しいことをやってみたい。いつまでも働き続けられるよう手に職をつけたい。
4.家族のことを考えてサラリーマンよりも休みも就業時間も自由の利く仕事に就きたい
5.名の知れた資格を持っているとかっこいい。定年後も無職と言わなくてすむ
6.他の士業に比べ自由度が高く面白そう
7.外国人相手の国際業務で外国人と関わりたい

考えた順序は 1 →2,3,4 →5,6,7 って感じかな。
でも、いま真剣に行政書士の開業を考えていくと、中途半端な取り組みではとても軌道に乗せられない気がします。それこそ、平日は夜も働き、土日も返上してお客様対応はもちろんのこと、空いた時間を使っての集客や実務知識やスキルの上昇、コネクションを広げ深めること、など自分の苦手な部分も含めての活動が必要です。肉体的にも精神的にも今以上のストレスにさらされるでしょう。

これが本当に最初に求めていたことにつながるのか、というといつの間にか逆方向を向いている気がします。まあ、でもよく考えると、決して楽がしたいだけではなく、前向きに取り組める面白い人生を生きたいというのが実は自分の本当の気持ちだったようにも感じます。大変なことはわかっていても決して嫌なわけではなく、とても楽しんで毎日を過ごせているからです。

もちろん今後はどうなるかはわかりませんが、まず今は目指す行政書士の姿を定め、それに向かって全力で挑むことを必死に考えたいと思います。