Q18: 配偶者や家族のビザを取得するためにはどうすれば良いですか?
日本で生活する外国人にとって、配偶者や家族を日本に呼び寄せることは重要な課題です。本記事では、「家族滞在ビザ」を中心に、取得に必要な条件や手続きについて詳しく解説します。
1. 家族滞在ビザとは?
家族滞在ビザ(在留資格「家族滞在」)は、就労ビザや学生ビザを持つ外国人が、日本で生活を共にする配偶者や子供を呼び寄せるための在留資格です。
- 対象者:
- 配偶者(法律上の結婚が認められていることが条件)
- 扶養される未成年の子供
- 注意点:兄弟や両親などは、家族滞在ビザの対象外となる場合が多いです。
2. 取得の条件
家族滞在ビザを取得するためには、以下の条件を満たす必要があります:
- 扶養者の安定した収入:
- 配偶者や子供を扶養するだけの経済的基盤が必要です。給与明細や銀行口座の残高証明書が求められることがあります。
- 住居の確保:
- 家族が居住できる十分なスペースの住居が用意されていること。
3. 必要書類
申請には以下の書類が必要です:
- 扶養者の在留カードとパスポートのコピー
- 配偶者または子供のパスポートと写真
- 結婚証明書や出生証明書(翻訳付)
- 扶養者の収入証明書(給与明細、課税証明書など)
- 居住地を証明する書類(賃貸契約書など)
4. 手続きの流れ
- 書類の準備
- 必要書類を正確に揃え、入国管理局の指定形式に従います。
- 入国管理局への申請
- 最寄りの入国管理局で申請書を提出します。一部地域ではオンライン申請が可能です。
- 審査と結果通知
- 通常、審査には1~3カ月程度かかります。不備がある場合は追加書類の提出を求められることもあります。
- 在留資格認定証明書の交付
- 証明書が発行された後、日本大使館や領事館で家族がビザの申請を行います。
5. 注意点
- 申請書類の正確性:書類に不備があると審査が遅れる可能性があります。
- 扶養者の在留資格:扶養者が日本で合法的に働くか勉学に従事していることが前提条件となります。
- 行政書士の活用:手続きのサポートを受けることで、スムーズな申請が可能です。
まとめ
家族滞在ビザは、安定した生活基盤と正確な申請が求められる手続きです。適切に手続きを進めることで、配偶者や子供を日本に迎えることが可能になります。行政書士として、こうした手続きのスムーズな進行を全力でサポートいたします。