相続税対策を考えましょう


妻の父が急に亡くなり、我が家にとっては結構な額の相続税が発生しました。
多くの家族がそうであるように、生前は相続の話はタブーというか話す機会はありませんでした。
ただ、いざ相続が発生し、多額の納税をしてみると、少なくとも自分達は生きている間に節税を考えたいと思うようになりました。

一番良いのは子供たちに今すぐに投資をすることです。お金の価値は人生の中でも時期によって変わってきます。若い時の100万円と60産の100万円では大きな価値の差があります。というのは、若いうちの様々な経験はその後の人生に大きな影響を与えることになります。
我が家の子供たちは今大学生。やりたいことがたくさんあっても当然お金に余裕はなく、バイトで稼いでは遊ぶという生活です。
大学に行かせるのも金額的にも大きな投資なので、我が家ではそれ以上にお金を出すことはできませんが、余裕があるのなら良い経験をさせるために子供が若いうちに資産を譲る、これが最も有効な使い道だと思います。
孫に対しての学資援助は税金が緩和されるという制度もあるので、ぜひ最初に検討してみてください。

その他の節税対策としては、暦年贈与といって毎年110万円以下なら贈与税がかからずに財産を移行することができる方法(贈与先の人数は問いません)が一般的ですが、亡くなった時の3年前までは相続税の対象となるため早めの実施が必要です。(3年が7年に延びるという話もあるので余計早めの実施をお勧めします)
他には、空き家や空き地があれば、それを貸したり、新たにマンションを建てることも有効な手段です。

持っている資産、被相続人と相続人の年齢や関係等により最適な方法は変わりますので、気になった方はぜひ専門家に相談しましょう。