就労ビザに関するよくあるQ&A 質問24

Q24 学生ビザから就労ビザへ変更する場合の手続きは?

日本で留学している外国人が卒業後に日本の企業で働く場合、「留学」ビザから「就労」ビザへの変更手続きが必要になります。以下に、変更の流れや注意点を詳しく解説します。


1. 就労ビザへの変更の流れ

学生ビザから就労ビザへ変更するためには、以下のステップを踏む必要があります。

① 就職先を決定する
まず、企業から内定をもらうことが必要です。就労ビザは、特定の職種・企業に基づいて発行されるため、就職先が決まっていないと申請できません。

② 雇用契約を締結する
内定を得たら、企業と正式な雇用契約を結びます。契約書には、職務内容や給与などの詳細が記載されている必要があります。

③ 在留資格変更許可申請を行う
必要書類を準備し、出入国在留管理庁に「在留資格変更許可申請」を提出します。審査には通常1〜3か月かかるため、早めの準備が重要です。

④ 許可通知を受け取る
申請が許可されると、通知が届きます。許可後、入管で新しい在留カードを受け取ります。


2. 必要書類

申請時には、以下の書類を準備する必要があります。

📌 申請者が準備する書類

  • 在留資格変更許可申請書
  • パスポート
  • 在留カード
  • 履歴書
  • 卒業証明書(または卒業見込み証明書)

📌 企業が準備する書類

  • 雇用契約書
  • 会社概要(登記簿謄本など)
  • 事業計画書(必要に応じて)
  • 給与支払い証明書

3. 企業が注意すべきポイント

外国人留学生を雇用する企業は、以下の点に注意しましょう。

学歴と職務内容の関連性を確認
「技術・人文知識・国際業務」ビザでは、学歴と職務内容が関連している必要があります。例えば、経済学を専攻した留学生がマーケティング職に就く場合は問題ありませんが、飲食店の調理スタッフになる場合は認められない可能性があります。

適切な労働条件を整備
外国人労働者の権利を守るため、適正な給与や社会保険の加入を確実に行うことが重要です。

申請時期に注意
卒業前の12月1日から申請可能ですが、審査期間を考慮し、早めに準備することが推奨されます。


まとめ

学生ビザから就労ビザへの変更は、就職先の決定→雇用契約→在留資格変更許可申請という流れで進みます。企業としては、外国人留学生の学歴や職務内容を確認し、適切な雇用管理を行うことが重要です。

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