在留資格の認定条件と立証資料 『留学』

「留学」ビザの概要と申請手続き

外国人が日本で教育を受けるためには、「留学」ビザ(在留資格)が必要です。このビザは、大学や専門学校、日本語学校などの教育機関に通うために発行されます。以下に、認定条件や立証資料について詳しく解説します。


1. 概要

「留学」ビザは、日本の教育機関で学ぶ外国人向けの在留資格です。対象となる教育機関には、以下のようなものがあります。

大学・大学院・短期大学
高等専門学校・専門学校
日本語学校(認定校)
小・中・高校(特定の条件下)

在留期間は4年3か月以内で、法務大臣が個別に指定します。


2. 在留資格外統制

「留学」ビザを持つ外国人は、原則として学業に専念する必要があります。ただし、資格外活動許可を取得すれば、週28時間以内のアルバイトが可能です。

🚫 認められない活動

  • 風俗営業関連の仕事(キャバクラ、パチンコ店など)
  • 学業に支障をきたす長時間労働

3. 基準(上陸許可基準)

「留学」ビザの申請には、以下の基準を満たす必要があります。

📌 活動要件:日本の教育機関に入学し、学業を継続すること
📌 資力要件:学費や生活費を支払う能力があること(奨学金や親族の支援など)
📌 教育要件:日本語能力試験(JLPT N2以上)などの証明が必要


4. 立証資料

申請時には、以下の書類を提出する必要があります。

📄 申請者が準備する書類
✅ 在留資格認定証明書交付申請書
✅ パスポート・在留カード
✅ 入学許可証
✅ 経費支弁書(学費・生活費の支払い能力を証明)

📄 教育機関が準備する書類
✅ 学校の概要(認定校である証明)
✅ 学習計画書
✅ 日本語能力証明書


5. 在留期間

「留学」ビザの在留期間は、3か月~4年3か月の範囲で法務大臣が指定します。卒業後に就職する場合は、「技術・人文知識・国際業務」などの就労ビザへの変更が必要です。


6. その他の立証資料とその趣旨

申請時に追加で求められることがある資料には、以下のようなものがあります。

📌 奨学金証明書:奨学金を受ける場合に提出
📌 過去の学歴証明書:学歴が申請内容と一致しているか確認
📌 経費支弁者の収入証明:親族が学費を負担する場合に必要


7. その他の注意事項

申請は早めに行う:審査には1~3か月かかるため、余裕を持って準備する
資格外活動許可の取得:アルバイトを希望する場合は、事前に許可を申請
卒業後の進路を考慮:就職を希望する場合は、在留資格変更の準備を進める


まとめ

「留学」ビザは、日本で学ぶ外国人にとって重要な在留資格です。企業が外国人留学生を採用する場合、在留資格の変更手続きや適用範囲を理解しておくことが大切です。

Follow me!

Katsについて

見よう見まねでまずはホームページを立ち上げてみました。これから少しずつレベルアップしていくと思うので、長い目で見てやってください。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP