第3回:免許を取ったあとの注意点&行政書士からのアドバイス【活用編】
晴れて日本の運転免許証を取得できた皆さん、本当におめでとうございます!🎉
でも、ここからが本当のスタートです。
今回は、免許取得後に気をつけたい交通ルールの違いや、日本特有の制度、行政書士としてのサポートポイントをお伝えします。
1. 日本とタイの交通ルール、意外な違いに注意!
同じ左側通行・右ハンドルでも、日本には独自のルールや慣習があります:
- 一時停止は「完全に停止」が求められる(停止線の手前で完全に止まる)
- 信号のない横断歩道では歩行者優先が厳格に適用
- ウィンカーは「30メートル前・3秒前」が基本ルール
さらに、スマートフォン操作や軽い飲酒でも厳しく処罰されます。
「タイでは大丈夫だった」は通用しません!
2. ゴールド免許と違反制度のしくみ
● ゴールド免許とは?
免許取得から5年間無事故・無違反で過ごすと、次回更新時に「ゴールド免許証」になります:
- 有効期間が5年になる
- 更新手続きが簡略化される
- 保険料の割引が受けられる場合も!
タイにはない制度なので、“安全運転が得をする”日本独自のルールとして知っておくとよいでしょう。
● 違反時の注意点
- 交通違反が重なると「免許停止」や「取消」になることも
- 日本では「違反点数制」が厳しく運用されている
- 外国人の場合、在留資格への影響にもつながる可能性があります!
3. 生活や就職にも活かせる日本の免許証
日本の免許証は、身分証明書としても広く使われています:
- 銀行口座の開設、携帯電話の契約などに使える
- 就職活動で「運転可能な人材」と評価されやすくなる
- 介護・建設・物流などの分野では重要な武器になる
外国人雇用を考える企業にとっても、運転免許を持っている外国人材は安心材料になります。
特に愛知県のような“車社会”では大きなメリットです。
4. 行政書士からのワンポイントアドバイス
行政書士としての立場から、以下の点も大切にしています:
- 通訳同行の有無で手続きの成否が左右されることがある
- 更新案内は日本語で届くため、見逃さないようサポートが必要
- 在留資格や就労制限との関係にも目を向けることが大切
日々の生活だけでなく、将来のビザ更新や永住申請に影響する場面もあるため、
「免許=安心して暮らすための一歩」と考えて、大切に扱ってください。
📌 今回のまとめ
- 日本の交通ルールに慣れるまで慎重に!
- 違反が就労や在留に影響するケースも
- ゴールド免許は安全運転のごほうび!
- 免許は就職・生活の強い味方になる
- 行政書士による継続的なサポートが安心材料に
全3回にわたって、タイの免許から日本の免許へ切り替える方法とその活用までをご紹介してきました。
言語や制度の違いがあっても、きちんと準備すればきっとスムーズに手続きできます。
私たち行政書士は、外国人の方が日本で安心して暮らし、働くための架け橋です。
少しでも不安や疑問があれば、いつでもご相談ください。