🌐 JLPTって何? 制度・現場・未来をつなぐ5つの視点 第3回

JLPT合格=即戦力とは限りません。試験で測れる力と現場で必要な力の“ズレ”を理解することで、外国人材の適切な配置と育成が可能になります。


第3回:現場での“ズレ”を読み解く ― JLPTと実務能力のギャップ

JLPT合格者を採用したのに、現場でのやりとりに苦労している…そんな声をよく耳にします。制度と現場の間にある“ズレ”を理解することで、より適切な人材配置や育成が可能になります。


📞「N2合格者なのに電話対応が苦手?」の理由

JLPT N2は「日常会話からビジネス会話まで対応可能」とされる上級レベルですが、実際には以下のようなギャップが生じることがあります。

  • 電話対応が苦手:相手の声が聞き取りづらい、敬語表現が瞬時に出てこない、話す順序がわからないなど。
  • 報告・連絡・相談(ホウレンソウ)がぎこちない:日本特有の職場文化に慣れておらず、言葉選びに迷う場面が多い。
  • 敬語・謙譲語の使い分けに不安:「申しました」「伺いました」などの違いが曖昧で、実務での運用に苦労する。

これは、JLPTが「読む・聞く」力を中心に測定する試験であり、「話す・書く」力は評価対象外であることが大きな要因です。


🛠 現場で求められる“使える日本語”とは

現場で必要とされる日本語力は、以下のような“運用力”です。

スキル内容JLPTとの関係
会話力相手の話を理解し、適切に返すJLPTでは測定されない
対応力イレギュラーな状況への反応試験では想定されない
敬語運用丁寧語・謙譲語・尊敬語の使い分けJLPTでは基礎知識のみ
職場文化理解ホウレンソウ、報告順序など試験外の知識・経験が必要

つまり、JLPTは「知識の証明」にはなっても、「実務力の保証」にはならないのです。


🔍 JLPTと実務スキルの関係をどう捉えるか

企業がJLPTを活用する際には、以下のような視点が重要です。

  • JLPTは“入口”であり“ゴール”ではない:N2合格はあくまで「基礎力あり」の証明。実務力は別途確認が必要です。
  • 面接やOJTで“運用力”を見極める:電話対応や報告のロールプレイなど、実際の場面での対応力を確認しましょう。
  • 育成支援が“即戦力化”の鍵:敬語研修、職場文化の説明、やさしい日本語の活用など、企業側の支援体制が重要です。

✅ まとめ:制度と現場の“ズレ”を埋める視点が、安心の雇用につながる

JLPTは外国人材の日本語力を測る有効な指標ですが、現場で求められる力とは別物です。
制度の理解と現場の実態をつなぐ視点を持つことで、外国人材の活躍を支える“安心の雇用”が実現します。

次回は、「JLPTを採用・育成・評価にどう活かすか」について、具体的な活用法を紹介します。


参考:
JLPTレベル別に見る会話力の実態(Work&People)
JLPTと実務能力の違い(PROTRUDE)
N2合格者が直面する実務の壁(Malayan Dragon)
JLPT N2の位置づけと企業活用(海外人材タイムス)

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見よう見まねでまずはホームページを立ち上げてみました。これから少しずつレベルアップしていくと思うので、長い目で見てやってください。

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