今回は日本の少子高齢化の現状を見てみましょう。
1.延びる平均寿命
これは皆さんもよく知っていることかと思いますが、日本は世界一の長寿国です。
平均寿命で見ると、女性が87.09歳、男性が81.05歳と昭和30年に比べると1.3倍近く
延びています。と言われてもピンとこないですが、昭和30年の男性の平均寿命は63.6歳だった
といわれるとビックリしませんか?
なんたって、バカボンのパパは41歳、サザエさんの波平さんは54歳なんです!
それを見ても10歳くらいは変わってるのは納得ですね。
(よぼよぼの時期が長いのでなく若い時期が長くなっているのはうれしいですね)
2.進む少子化
これもよく言われることですね。
少子化を表す指標として「合計特殊出生率」(一人の女性が一生の間に産む子供の数の平均値)が
ありますが、これも昭和30年の2.37が2022年では1.26まで落ち込んでいます。
3.人口減少と高齢化
高齢人口が増えるだけでなく若年層が減っているから余計に早く平均年齢の高齢化が進むのです。
人口は平成22年(2010年)の1億2806万人をピークに減り始めています。
将来の予測では2070年には日本の人口は8700万人まで減少する見込みなんです。
それと同時に高齢化率も年々上がっています。現在は65歳以上の人口の割合は29%程ですが、
2070年には38%にも上がる見込みです。
この現状と将来予測を見て、どのような持続可能な仕組みにするかが大きな課題となっているのです。