おひとり様の終活の最初は「老後」です。
まず大事なのは、自分が事理弁識能力があるうちにすることです。
それが亡くなってしまった後はすべて人任せにしかできません。
たとえいずれ自分の弁識能力が亡くなった後だとしてもこうして欲しい、っていうのは誰も持っているかと思います。まずはそれをしっかり残すことを考えましょう。
まず、心身ともに健康な状態であってももしもに備えた準備はしておきたいものです。
そこで役に立つのが「見守り契約」や「身元引受人契約」です。
続いて身体の不調により外出が困難になってしまうとお金を下ろしに行くことも大変です。
そんな時は「財産管理等委任契約」がいいでしょう。
さらに認知症になってしまうと自分では何もできなくなるかもしれません。銀行も相手にしてくれなくなります。
そんな時、まだ軽度のうちは比較的自由度の高い「任意後見契約」がいいと思います。
ただ、その手続きが遅れ自分では契約ができないとみなされてしまうと、第3者の申請により法定後見制度を利用するしかなくなってしまうので注意してください。
詳しい説明は省きましたが、ざっと見るだけでもいろいろな対処方法があります。
ただ、いずれもそれなりに大変な作業です。いざというときにはなかなか思うようにできないってこともあるので早めに手を打っておくようにしましょう。(これを見た今がチャンスです!さあすぐに動きましょう)