ファイナンシャルプランナー試験ってどんなもの?
という質問に今回は応えたいと思います。
ファイナンシャルプランナーは1級、2級、3級とありますが、そのうちの2級の説明です。
3級はどちらかというと一般人の基礎知識といったレベルで、ファイナンシャルプランナーとしての第一歩が2級となります。民間資格でいうとAFPに相当するレベルです。
科目としては、
①ライフプランニングと資金計画
人生の3大資金といわれる教育資金、住宅資金、老後資金をはじめとした人生の資金計画を立てます。どの年齢でどんなイベントが起こるかを予想してライフイベント表を作り、キャッシュフロー表でその資金が足りるようにどうしていくかを考えます。
②リスク管理
人生の様々なリスクに備えるための保険。いろいろな保険の特徴を理解し、最適な保険を考えます。
③金融資産運用
人生のイベントに合わせて資金を準備できるようにお金をためて運用していくことが必要です。
貯金、債券、株式、投資信託などの金融商品を学びます。
④タックスプランニング
税金は払わなければならないとは分かっていても好きな人はまずいません。
世の中にはいろいろな税がありますが、その特徴を知ることで節税にもつながります。
⑤不動産
不動産といえば「土地」「家」が代表的ですが、これも大きな資産です。投資や税金、法令などをしっかり学び、有効に活用することが大切です。
⑥相続・事業承継
誰かが亡くなると、その財産を引き継ぐ必要があります。それが相続です。
相続が争族にならないように、遺言、法定相続人、法定遺留分や相続税などの知識を身に着けて早めに対策を考えておくべきです。
これらの科目を、120分の学科試験と90分の実技試験で受ける必要があります。
年に3回ほど試験があり、合格率は回によりばらつきが大きく約30%から50%程度と言われています。