外国人社員の募集形態別のポイント:家族滞在ビザを持つ外国人を正社員として採用する場合

家族滞在ビザを持つ外国人を正社員として採用する場合は、以下のポイントに注意して採用することが必要です。

1. ビザの範囲と制限の確認

家族滞在ビザを持つ外国人は原則として就労が認められていません。ただし、就労するためには「資格外活動許可」を取得する必要があります。この許可を取得することで、正社員として働くことが可能になります。

2. 資格外活動許可の取得手続き

資格外活動許可を取得するためには、以下の手続きが必要です:

  • 申請書の提出: 入国管理局に対して資格外活動許可申請書を提出します。
  • 必要書類の準備: 申請書の他に、雇用先企業からの採用予定証明書や勤務条件を示す書類が必要です。
  • 審査と許可: 審査期間は通常1〜2ヶ月程度で、審査が通ると資格外活動許可が発行されます。

3. 雇用契約の適正化

資格外活動許可を得た後は、雇用契約を適正に結ぶことが重要です。雇用契約には、労働条件や給与、就業時間などを詳細に記載し、労働者本人が理解できる言語で提供することが求められます。また、日本人と同等の待遇を提供することも重要です。

4. 労働条件通知書の発行

労働条件通知書(雇用契約書)は、外国人社員に対して必ず発行し、内容を十分に説明する必要があります。契約期間、業務内容、勤務地、賃金などを記載し、労働者本人が理解できる言語で提供します。

5. 社内サポート体制の整備

外国人社員が職場に適応しやすくするための社内サポート体制も重要です。例えば、多言語対応のマニュアルの提供や、日本の労働文化に関する研修を行うことで、スムーズなコミュニケーションと業務遂行が期待できます。

6. 法令順守

外国人雇用に関する法令を遵守することが不可欠です。労働基準法や入管法などの関連法規を理解し、適切な手続きを行うことで、企業の信頼性を高めることができます。

これらのポイントを押さえることで、家族滞在ビザを持つ外国人を正社員として採用する際の手続きがスムーズに進み、企業と労働者双方にとって有益な労働環境が構築されるでしょう。

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見よう見まねでまずはホームページを立ち上げてみました。これから少しずつレベルアップしていくと思うので、長い目で見てやってください。

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