愛知県で外国免許からの切り替えを行う方法【行政書士が詳しく解説】
外国の運転免許証をお持ちの方が、日本で運転をするには「外国免許切替手続き」が必要です。
この記事では、愛知県警が発行している公式資料の内容をもとに、行政書士の視点からわかりやすく解説します。(外国免許からの切替手続き案内)
1. 手続きができる場所と予約方法
● 手続き可能な場所
- 運転免許試験場(平針)
名古屋市天白区平針南三丁目605番地 - 東三河運転免許センター
豊川市金屋西町2丁目7番地
● 予約は必須!
令和6年3月1日以降、外国免許切替手続きは完全予約制となっています。
予約は以下の専用サイトから行います。
枠が大変少ないので、受付同時に予約を取ろうとしてもなかなか取れません。(毎朝7:30に2週間先の予約受付開始です)
2~3か月かかることもよくあるそうなので、コツコツ頑張って取りましょう。
中には予約が取れないので、あきらめて自動車学校に通って新規に取得した人もいるそうです。(知人談)
免除国の場合は毎週木曜日の午後の専用枠もありますので、そちらもご利用ください。
予約の代行もできるので、なんどやっても取れない方、忙しくて手間をかけられない方はご相談ください。
2. 手続きに必要な書類一覧
以下の書類を必ず持参してください:
書類名 | 補足説明 |
---|---|
外国の運転免許証(原本) | 有効期限内のもの |
日本語翻訳文 | JAFまたは大使館発行のもの |
パスポート | 出入国記録の確認に使用 |
在留カード | 有効なもの |
住民票 | 本籍または国籍記載のもの(マイナンバー記載なし) |
証明写真 | 縦3cm×横2.4cm、背景無地、6か月以内撮影 |
手数料 | 普通免許で2,550円(証紙で支払い) |
※書類に不備があると当日手続きができない場合がありますので、事前確認が重要です。
3. 当日の流れと試験の有無
● 適性検査(全員必須)
- 視力検査(片眼0.3以上、両眼0.7以上)
- 色覚検査(信号の色が識別できるか)
- 聴力検査(必要に応じて)
● 学科・技能試験の免除について
以下の国・地域の免許証をお持ちの方は、学科試験・技能試験が免除されます(例:ドイツ、フランス、韓国、台湾など)【参考】。
それ以外の国の方は、以下の試験が必要です:
- 学科試験(10問/○×式):90点以上で合格
- 技能試験(場内コース):70点以上で合格(減点方式)。場内コースはA,B,Cの3コースがありどれになるかは当日までわかりません。 コースを覚えて臨む必要があります。
※各コースの練習を申し込むこともできますんので、お勧めします。
4. よくある質問(行政書士の視点から)
Q. 翻訳文はどこで取得できますか?
→ JAF(日本自動車連盟)または大使館・領事館で取得可能です。
翻訳には数日かかる場合があるため、早めの準備をおすすめします。
国家公安委員会の指定を受けている「ZIPLAS(ジップラス株式会社)」でも取得可能です。
※ZIPLASでは、外国免許の翻訳だけでなく運転技能試験対策のサービスも用意されていますので、そちらを利用するのもよいでしょう。
Q. 予約は代理人でもできますか?
→ 予約は代理人でも可能ですが、当日の手続きは原則として本人が出頭する必要があります。
日本語に不安がある方は、通訳の同行も可能です。
5. 行政書士からのアドバイス
- 書類の不備や翻訳ミスで再手続きになるケースが多いため、事前のチェックが重要です。
- 技能試験が必要な方は、日本の交通ルールに沿った練習をしておくと安心です。
平針でも各コースの練習が可能ですので、そちらを利用するのがおすすめです。 - 企業の外国人雇用担当者の方も、免許取得支援は就労定着に直結するため、積極的なサポートをおすすめします。
📌 まとめ
- 外国免許からの切替は完全予約制
- 書類準備と翻訳取得は早めに対応
- 試験の有無は国によって異なる
- 不安がある方は行政書士など専門家のサポートを活用しましょう